牧師室より

教会役員(週報2016年4月3日掲載)

総会のあと、ある教会員からメールをもらいました。「先生の書いたの間違っている。『総会は役員を決める。これに尽きる。これからの運営を役員に任せる』そうじゃない。当選者は自分に投票したか否かにかかわらず、選挙権者の意見を常に聞く義務があるし、役員にどんどん意見を述べていい」そんな趣旨でした。

言葉では当たっている部分もありますが、基本的な考え方自体は間違っています。世の中のあらゆる会は構成員の意見によって運営されます。国会でもそうです。国会議員は選挙民が選んだ代表です。ですから代議士と言って議員の背後には選んだ選挙民の意思があります。それが民主主義です。

 しかし教会は異なっています。この世の会は人間が設立したものですが、教会は神の招集によって設立されたものです。設立者は神なのです。ですから教会規則も第34条(役員)で「神から託された権能を持って伝道・牧会の務めにあたる」とし、就任式の誓約では「この務めに任じられるのは、教会の頭であり大牧者である主イエス・キリストの召しによるものと確信しますか」と問われるのです。それですから役員は、その運営に当たって、主の御心はどうかと常に祈り尋ねることが求められているのです。ですから教会の運営は、あえて言えば「民主主義」ではありません。「神主主義」なのです。

 もちろん役員は独裁者ではないわけで、神がそうであるように、役員も教会員の思いを常に受けとめることは大切なことです。その上で、神の御心は何かを祈り求めるのです。

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