牧師室より

「大学とキリスト教」

1月30日に梅津順一青山学院大学教授(前院長)の最終講義が「大学にキリスト教は必要か」の題で行われました。

現代の世俗化の中で、大学でも多文化・諸宗教の共存となっています。その中で梅津先生は、青山学院の教育実践から生み出された卒業生をとりあげ、彼らがどのように学び、どのような活動をしたかを通して、答えを見ることができると話されておりました。

私はその講義を聞いて、次のようなことを学ばされました。それは「大学にキリスト教は必要か」の問いは「人間にとって宗教は必要か」の問いとつながるものです。

日本人は漠然とした宗教意識は深いものがあります。しかし、その宗教心を明確に語る言葉はもたない。それでは人類の共存を目指す国際社会で、語る言葉を持たないことになってしまう。

大学でのキリスト教教育は、そこで自らの宗教意識を明確にすることを通して、確かな自己理解を得る働きを為している。そこに人間と人間との関わりで作られている社会を明確な市民社会を築きあげる基盤があるのではないかということです。

明日の社会を築くための重要な働きが、大学のキリスト教教育なのではないかということです。

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