牧師室より

日本のクリスマス(週報2015年12月20日掲載分)

日本にキリスト教が伝えられたのはフランシスコ・ザビエルが1549年に鹿児島に上陸したのが第一歩でした。この時、織田信長はまだ15歳、豊臣秀吉は13歳、徳川家康は7歳でした。ザビエルは鹿児島に一年余り滞在、その間に約100人に洗礼を授け、教会を築きました。

その3年後の1552年、ザビエルの後任のトルレスによって山口の教会で日本最初のクリスマス礼拝が行われました。

「クリスマスおもしろ辞典」(教団出版局)には、次のようなエピソードが載せられています。「なんとも革新的なことに、1566には『クリスマス休戦』まで実施されました。この年、三好三人衆と松永久秀の軍勢が堺付近でにらみ合っていましたが、当時堺に住んでいた宣教師ルイス・フロイスの誘いで、両陣営のキリシタン武士約70名が、12月24日の晩と翌日正午のミサに共にあずかったという記録が残っています。」

しかしその後、江戸幕府の禁教令によってキリスト教は禁止されたことで、明治の初めまでの200年以上の間、クリスマスは中断されました。もちろん隠れキリシタンは密かにクリスマスのミサを守っていました。長崎出島のオランダ人たちは、表だってクリスマスを祝えなかったため「阿蘭陀正月」として祝宴を開いていました。

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