園長だより
園長だより2022年9月号
<9月主題聖句>
あるものは百倍にもなった。
(マルコによる福音書 4章1節から9節)
焼けつくような日差しも少し和らぎ、空も高くなってきました。また、空では、うろこ雲を見かけるようになり、季節の移り変わりを感じます。夏休みの期間が明け、お休みしていた子どもたちも元気に登園するようになり、園に賑やかさが戻ってきました。
先日、北陸の友人を訪ねて旅をした時に、旅館のご主人から教えていただいた「慶地の棚田」という小高い丘に立ち寄りました。山の未舗装の細い道を進んで行き、さらに徒歩で丘を登った先には、見事な棚田が山間部に構成され、稲がたわわに実り、穂を垂れていました。その土地の方々が山間部の土地を切り拓き、水を引き、手入れを行い、毎日稲の生長の様子を見に行くことを聞くにつけ、毎日ご飯を食べることができることに感謝しなければならないと改めて思わされました。同時に日々の保育のことを思いました。子どもたちが園に集い、共に生活し成長していく様を私たちは傍で見せていただいています。今、子どもたちの成長に必要なものは何かを考え、子どもたちに触れる私たちの手を通して、子どもたちが安心し、自信をもって歩んでいくことができるよう、日々関わっていきたいと願っています。
9月に入り、子どもたちはこれから運動会の練習に力が入ってきます。ご自宅で話題になりましたら、是非聞き、励ましていただきますよう、よろしくお願いいたします。
園長 安達 直樹