園長だより

園長だより2022年1月号

 

<1月主題聖句>
子よ、元気を出しなさい。
( マタイによる福音書 9章2節)

 

新しい年を迎えました。12月にはきく組の子どもたちによるページェント(降誕劇)が感動のうちに無事終了し、その後園全体でのクリスマス礼拝・祝会が持たれました。ワクチン接種により、コロナ後の私たちの生活も変わってきました。また、コロナに対する新薬が開発されたり、民間人が宇宙に行ったりと人の歩みは日々格段に進歩しています。

人がその技術を生み出すことを考えると、改めて「人の力」、その基礎となる「乳幼児期の大切さ」を感じます。E・H・エリクソン(アイデンティティやモラトリアムという言葉(造語)を生み出したとされている精神分析学者)のライフサイクル理論を学び、その理論を広めた精神科医の佐々木正美先生は、乳児期の課題は「基本的信頼」だと指摘しています。自分以外の他の人が自分を無条件に受け入れてくれるから、自分で自分を受け入れることができる、そう述べています。私たちとって、自分の在り方も含めて無条件で人を受け入れることはなかなか出来ず、非常に難しいことではありますが、その存在と信頼感が人の成長過程には必要で、次のステップへの鍵になると佐々木先生は続けます。

聖書(イザヤ書43章4節)には、「わたしの目には、あなたは高価で尊い。わたしはあなたを愛している。」とあります。無条件で私たちを受け入れてくれる存在があることを覚えて、この1年、希望をもって歩みたいと願います。本年もどうぞよろしくお願いいたします。

 

                                                             安達 直樹