園長だより

園長だより2016年5月

愛児園の屋上で遊ぶ子どもたちの頭上に桜吹雪が舞っていました。花びらを追いかける子どもたちの笑顔と笑い声が、まるで映画の一場面のようでした。

そして今、新緑の美しい木々が、若芽をさらにのばし青空に輝いています。

子どもたちの成長も目覚ましいものです。新しい環境に不安や怖れを感じて泣いていた子どもたちも、安心して保育士の腕に抱かれ眠る姿があります。笑顔でお友達と遊べるようになりました。園庭では元気な声が響いています。

子どもの可能性には限界がありません。また未知の世界に飛び出していく力を秘めています。様々な刺激を体中で感じ、受け止めてのびのびと育ってほしいと願っています。そのために子どもの小さな発見に気づき共感できるようにおとなも感性を磨いていく必要があるのではないでしょうか。

熊本の震災で突然に日常の生活を奪われた方々に、かける言葉が見つかりません。しかし住む家を失い途方に暮れながら災害から立ち上がろうとする被災地の方々の行動、援助に対し感謝の気持ちを伝える言葉に心を動かされました。

これからも、一人ひとりの命が守られ、生きる力を持ち続けられますように心からお祈りいたします。              
                          

園長 金田みどり