園長だより

園長だより2021年1月号

 

<1月主題聖句>
神は愛です
(ヨハネの手紙Ⅰ 4章16節)

 

 

新しい年を迎えました。12月はきく組の子どもたちによるページェント(降誕劇)が感動のうちに無事終わり、園全体でのクリスマス礼拝が持たれました。キリスト教の暦では、1月6日の「公現日」(エピファニー)までがクリスマスです。イエス・キリストが生まれたという良い知らせは、12月で終わるのではなく、新年にも引き継がれていきます。

昨年を振り返ると、すべてのことが「新型コロナウイルスの対応」という括りに集約された感があります。しかしながら、このことは様々な行事や運用を見直す良い機会となりました。また、これまで意識していなかった「普段の日常のありがたさ」に気づかされました。毎日子どもたちが登園してくること、一緒にごはんを食べることなど、これまで当たり前であったものが実はそうではなく、本当に感謝すべきことであった、と認識を新たにさせられました。

新約聖書のテサロニケ人への手紙第一5章16節~18節は「いつも喜んでいなさい。絶えず祈りなさい。すべてのことにおいて感謝しなさい。」と私たちに勧めています。私たちはこの「コロナ禍」にあっても、日々健康を与えられていること、普通に生活できることに喜び、感謝するとともに、より良い歩みを目指して祈りつつ進んで参りたいと願っています。

新しい年を迎え、子どもたちには今経験してもらいたいこと、また、この季節だから味わえるものを楽しんでもらいたいと思います。年度末に向けての想い出づくりに加え、子どもたちが遊ぶ中から学び、成長することを願いつつ、保育に関わる私たちも学び、考え、子どもたち中心の保育の実践に励んでいきたいと思います。本年もどうぞよろしくお願いいたします。

                     

安達 直樹