園長だより
園長だより2020年12月号
<11月主題聖句>
学者たちはその星を見て喜びにあふれた
(マタイによる福音書2章10節)
早いもので、今年も「師走」を迎えます。今年は例年と異なり、様々な制限があるなかで「クリスマス」を迎えることになりました。キリストの誕生は、私たちの罪の許しという明確な希望を世にもたらし、暗闇を歩んでいた人々を照らす光となりました。東方の国で星を見てイエス・キリストの誕生を知った学者たちは、その星をたよりに旅をし、イエス・キリストの降誕を目の当たりにすることができ喜びにあふれた、と聖書には記されています。私たちもこのクリスマス、世にもたらされた光に向かって歩んでいきたいと願います。
教会ではクリスマス礼拝、キャンドル・サービス燭火礼拝が捧げられます。今年は感染対策に配慮する形で、礼拝の様子を教会のホームページからwebでも配信します。また、「ご家庭で守るクリスマス」というリーフレットを準備し、ご家庭でも礼拝が守れるよう企画しましたので、ぜひ手に取っていただき、礼拝の時を過ごしていただけると幸いです。
職員と保護者の皆様のお力添えをいただいたおかげで、当園は一日も休園することなく、今日に至っています。一部の行事は中止となり、開催するにつけても制限を設けざるを得なくなっていますが、子どもたちが成長していくなかで、より多くの経験をして欲しいと願っています。“パラリンピックの父”と呼ばれる医師ルートヴィヒ・グットマン博士は「失われたものを数えるな、残されたものを最大限に活かせ」という言葉を残しています。私たちにできることを日々模索し、子どもたちとの対話のなかから必要なものを見い出し、成長を見守り支えていきたいと思います。
安達 直樹