園長だより
園長だより2018年3月号
きくぐみ、26人の5歳児が書いた「はる」の文字は、紙面一杯に太く躍動感あふれる文字で書かれています。一枚一枚慎重に真剣に筆と向き合っている姿が目に浮かびます。そして木の芽が膨らんでこれから花を咲かせようとするひとりひとりの思いが伝わってきます。
子どもたちにとって一年の成長は目覚ましいものでした。一瞬一瞬が学びであり身体中で新しいことを吸収し、それを発展させ表現していく力を持っています。仲間から学んだこと、協力し合ったこと、争ったこともすべてが良い刺激となっています。
「センス・オブ・ワンダー」を書いたレイチェル・カーソンは「子どもたちの世界は、いつも生き生きとして新鮮で美しく、驚きと感激に満ち溢れています」と言っています。目を輝かせ未知のものにふれた時の子どもたちの世界を大切に見守ってあげることこそ、感性を育て成長を促す原点ではないでしょうか。
そしてさらに自分で考え、自分で判断し生きていくための力を養うことも必要です。子どもたちが自分自身を大切にすること、そして神様に守られ、家族やたくさんの人に大切にされていることを感じてほしいと思っています。
一年間の歩みにご理解とご協力をいただきましたことを、心から感謝いたします。皆様に、豊かな恵みがありますようにお祈りいたします。
金田みどり