園長だより
園長だより2018年2月号
日本の各地で大雪、 厳しい寒さが続いています。また世界中で厳寒や洪水など、異常気象の影響によって災害も起きているようです。
先日の雪化粧は子どもたちにとっては、 思いがけないプレゼントになりました。愛児園では幼児が屋上で雪合戦、 乳児は園庭で雪に触って大喜びでした。雪の冷たさを肌で感じ、 それでもまた触れてみたいと、自然をたっぷり体験しました。
子どもたちは日常とは違う環境を身体中で受け止め、学んでいきます。
「子どもは好奇心のかたまりで、色んなことが新鮮。たくさんの不思議に出会い、『どうして?』と考えることが大好き。」と語るのは、「くまの子ウーフ」の作者神沢利子さんです。
刊行から50年、ロングセラーの秘訣はウーフが作者自身の投影であり、「なぜ、なぜ?」の答えはいつも子ども自身が考えるものということです。
子どもの想像力は大人の 発想をはるかに超えています。人間のからだの不思議を捜してみても、なぜ?が溢れています。いのちのはじまりも不思議、 体が動くことも、何でできているのかも不思議だらけです。 子どもの「なぜ?に正直に、しか も夢を壊さないように答えられる大人でありたいと思います。
そして雪景色の中にも子どもたちが自然の美しさと、自然の不思議、そして自然を大切にする心を持ち続けてほしいと願っています。
金田みどり