園長だより
園長だより2017年12月号
愛児園では子どもたちがクリスマスを迎える準備を始めています。
12月3日からは待降節(アドベント)に入ります。25日の救い主イエス・キリストの誕生を心待ちにしています。
子どもにとって神さまはいつもそばにいて私たちを守ってくれる存在です。悲しい時には悲しまなくていいよと慰めてくれます。「誰もわかってくれない」と寂しい思いをしている時にはあなたの思いはわかっていると語りかけてくれます。迷ったり不安な時には、怖がらなくてもいいと抱きしめてくれます。悔しい思いをして我慢をしている時には、そっとそばにいて傷ついた心を優しく癒してくれるのです。毎日の生活は楽しいことばかりではありません。そんな時に力を与え、前に進む勇気をあたえてくれるのは神さまの言葉です。「疲れたもの、重荷を負って苦労しているものは、私のもとへ来なさい。休ませてあげよう」(マタイ:11・28) と優しくも力強い言葉で招いてくださいます。
二千年前にユダヤのベツレヘムの町で誕生した一人の男の子がイエス・キリストです。そして今もその誕生を祝っているのです。子どもたちの祈りは自分のことばかりではありません。友達の病気が早く治りますように。そして大好きな家族が幸せでありますように。貧困のために苦しむ子どもたちに恵が与えられますように。そして世界が平和でありますように。神様がいつも私たちにたくさんの恵を下さり、守ってくださることに心から感謝したいと思います。
良いクリスマスと新年でありますように。
金田みどり