園長だより
園長だより2017年7月号
紫陽花の花が美しい季節です。白、青、青紫、赤紫、そして花を引き立たせる緑の薬も一役を担っています。
色とりどりという言莱にふさわしいアジサイの種類は300種あり、花に見えるものは蒋(がく)とのことです。小花から大きな花、しっかりした茎が上に向かうもの、房のように下を向いたものなど、形も様々です。鮮やかな元気のよい色はたくましさを感じます。
しかし咲き終わった色あせた花も味わいがあります。
アジサイは土壌の酸性度によって色が変わるといわれています。アルカリ性であれば赤色が強くなり、酸性であれば青色になるのだそうです。そして十分な水や養分を吸収してきれいな色の花を咲かせてくれます。
ひとつひとつの花に、色や形の違い、特徴があるように、子どもたちもそれぞれの個性があります。同じ家庭に生まれても兄弟姉妹の構成によって育つ環境がちがい、一人ひとりの性格や能力、興味や関心も違っているのです。
子どもを育てる大人の役割はその子どもの持っている良さに気付き、認めながら、たっぷりと愛情を注いで育てていかなければならないと思います。そしてやがて自分の夢を実現できるように成長してほしいと願っています。
金田みどり