園長だより
園長だより2017年4月号
入園、 進級おめでとうございます。
暖かな日差しの中、 子どもたちの声が孵きます。 冷たい士の中でじっと春を待っていた虫たちも目を覚ましました。
小さな種が根を伸ばし栄養を吸収して芽を出し花を咲かせています。
私の大好きな本「センスオブワンダー」で、 レイチェル ・ カー ソンは次のように表現しています。
「子どもたちが出会 う事実のひとつひとつが、 やがて知識や知恵を生み出す種子だとしたら、
様々な情緒や豊かな感受性はこの種子をはぐくむ肥沃な士壌です。
幼い子ども 時代は、 この土壌を耕す時です。」
子どもたちは 10 年、 20 年後にどんな生き方をしているでしょうか。
どんな社会に生きているでしょうか。
愛児園で育 つ子どもたちが心と手を大きく広げてたくさんの刺激を受けて育ってほしい と思っています。
神さまはひとりひとりを愛してくださいます。
小さくてめだたない子ども、 大きく目立ちたがりやの子どもも同じ価値をもち、 かけが えのない存在であると認めてくれます。
そして尊い命をはぐくみ、 安心して 生きよと見守っていてくださるのです。 神さまに愛されていることを信じて成長してほしいと願っています。
金田みどり